画像を扱うなら覚えて得する5つのことPart2

前回は画像を適切に使用するため、ファイル形式と解像度について解説しました。

今回は前回に引き続き「デジタル画像」の特性を理解していただき、あなたがもっと効果的に画像を扱えるようになっていただこうと思います。

まずはあなたにとってどんな利益があるのかを、もう一度おさらいしておきます。

デジタル画像のことを知っておくと、どんな良いことがあるのか
  • 商品やサービスをより魅力的に見せられるようになる
  • 画像関連のトラブルをいち早く発見し、修正ができるようになる
  • 適切な活用でウェブサイトのパフォーマンスを上げることができるようになる
  •  あなたが画像から伝えたいことを、ちゃんと伝えられるようになる

基本3その画像は使用して本当に大丈夫ですか

もしかしたらこのタイトルを見てドキッとした人もいるかもしれませんね。というのも、それぐらいデジタル画像は身近なものなっているのに、著作権について理解している人が少ないということに他なりません。著作権について大枠を理解しておき、不要なトラブルを防ぎましょう。

☆そもそも著作権とは?

まずはWikipedia「著作権」から定義を引用してみましょう

著作権(ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、明確な形を持たない無体財産権(無形固定産)である。 主な無体財産権は、書物、言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、コンピュータプログラムなどである。また、特性が類似する特許権や商標権も含めて、知的財産権と呼称する場合もある。

とあります。つまり、「人によって作られた形の無いもの」といえます。勘違いしやすいのは著作権が特定の機関に申請して発生するものではなく、創出、つまり作られた段階で発生するということです。また、著作権は永遠に有効かというとそうではなく、創出者の没後50年となっています(例外・特例もありますので、詳しくはこちらをご覧ください)

一番怖いのが著作権を侵害した場合の罰則ですが、主に民事裁判として、差止請求権、損害賠償、名誉を回復させる等の請求をすることが著作者の権利として認められています。つまり、あなたが使用した画像が著作権に違反し、著作者から損害賠償などで訴えられてしまったら、あなたや企業にとって金銭的にはもちろんのこと、信用も痛手を被ります。「どこもやっているから大丈夫だろう」と思わず、充分に下調べをしたうえで画像などを使うようにしてください。

☆画像を安心して使うには

著作権のことを知ると安易に画像が扱えなくなると思われるかもしれませんが、そのような問題を解決してくれるサービスも普及しています。一般的に「フリー素材」と言われているものです。大抵はサービスの会員登録が必要になりますが、無料で使えるのでぜひ活用しましょう。ただし、商用利用の可否は画像により違いがある場合がありますので、必ず確認するようにしてください。

以下のサイトは、私がよく利用しているサービスです。本当にいつもお世話になっています。

【無料素材】

【有料素材】

やはり有料のほうが画像の点数も多く質も高いものが多いですが、無料でも充分なクオリティを持つ画像もたくさんあります。まずはあなたが表現したいイメージを探し、その画像を使う意味や画像の重要度をしっかり考え、そのうえで使用すると良いでしょう。ちなみに似たような取り組みとして「クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)」という非営利団体が存在しますが、こちらについてはまた別の機会に説明することにします。

基本4画像を編集・加工するには

ここまでは存在する画像をそのまま使う場合を想定してご説明してきましたが、どうしても自分が使いたいイメージとちょっとだけ違うとか、要素(文字など)を足したいという場合も出てくるでしょう。また、自社の商品をより良く見せるためには画像の補正や加工は必須なのはご理解いただけると思います。どのように加工すべきかについては後々ケースごとにトピックスとして解説していきますので、ここでは私が愛用している画像の編集・加工ソフトをご紹介したいと思います。なお、今後e-webで画像加工の解説をする際は以下のソフトを使用します。

Photoshop

Adobe 【Photoshop】

もう説明するまでもないかもしれません。それぐらいクリエイターにとっては当たり前と言っても過言ではないぐらいスタンダードなソフトになっています。できることも画像の補正はもちろん、合成なども非常に高度なレベルで可能にしてくれます。ただし、あまりにもできることが多いため使いこなすことが難しい傾向にあるともいえます。最新バージョンはPhotoshop CC2018ですが、私はPhotoshop 7の頃から活用させてもらっています。

画像の編集には必ずPhotoshopを使うべきとまでは言いませんが、事実上スタンダードになっているので、操作方法を覚えると何かと役に立つでしょう。以前はソフトの価格も10万単位でしたが、現在はサブスクリプションといって月々○円という形式で購入できるようになったので、導入の敷居が下がったのは嬉しいですね。

基本5色のことを知る

私たちの生活には色があふれていますが、PCやウェブではどのようにして色を表現しているかを知っていますか?まずはその基本を知っておきましょう。

光の三原色

「RGB」という言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。これは光の三原色という光の色を示す指標です。Rは赤であるRED、Gは緑のGREEN、Bは青のBLUEです。この三つの色を掛け合わせることで、ほとんどすべての色を表現することができます。なお「フルカラー画像」とは、各色が256段階(8bitの場合)で表現できますので、256色×256色×256色の、1677万色で表現された画像のことをいいます。

ちなみに絵の具を思い浮かべて、RGBすべてを掛け合わせると黒になると思われるかもしれませんが、光の三原色場合は逆に白になります。黒になるのは「色の三原色」といい、RGBではなく、CMY(K)で表現します。こちらは紙などに印刷をする時に使用されます。間違えないようにしてください。

なぜこの光の三原色を知っておく必要があるのかというと、先述した画像の補正の理屈を理解するためにはどうしても必要だからです。画像の補正方法はいろいろありますが、光の三原色の原理を活用し、変更させていることはどの方法でも同じです。基本を知っておくと理解も深まるので解説させていただきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は2回に渡って画像の基本を解説してきました。本当は理解していただくためにもっと詳細に解説が必要という部分もありましたが、まずは最低限という範疇に留めるようにしました。

e-web自体がまだ開設されたばかりなので大枠の話が多く恐縮ですが、今後はよりピンポイントでの説明が主になっていきますので、今しばらくお付き合いいただけたら幸いです。